浅田次郎作品は読まず嫌いである。

読んだ事もないのに遠目で見て外見で判断して悪口を言ってみるのは、あたくしの得意とするとこ^^;

そもそも、この手の「泣かせ屋」的オヤジ連は生理的に大嫌い。

さだまさしとか武田鉄也とか島田紳介とか秋元康とか。。。
いい話をして人を感動で泣かせて自分も泣くのが、いかにもいい人みたいだけど、
(俺ってすごいだろ?いい人間だろ?)って内心ほくそえんでいるのやもしれず。
それに揃いも揃って、むくつけき中年おやじばかりというのは、どういう魂胆なわけ?

と思いつつ、いつも誰よりも号泣するのはあたくしざますけど。(笑)


で、たぶんその一味だと思われる浅田次郎の「勇気凛凛~」が、3ヶ月くらい寝室に置いてある。
とにかくこの本、ピンクと黄色と浅田次郎の似顔絵のこの装丁がまた気持ち悪い。

見るたびに不快である。

ぐた夫は本を読むのが遅い。

何故ならば「日本語は縦に書いてあるやろ。俺の目は水平についてるやろ。読みにくいねん」

ほうほうさよですか。

では英語の本やアラビックの本とかなら読むのが早いわけね。。。

ぐた夫に、この本を早く何とかしてくれと苦情を言うと、「おもろいで」の一言。
ただそれだけ???
そもそも、どこがどういうふうにおもろいのか説明できるような男じゃないんざます。

でも、彼が「おもろい」と言って面白くなかった本は一冊もなかったので、しぶしぶ読んでみた。


なんとも上っ調子でテンションの高い文章。

これは売れに売れている作家(直木賞受賞当時)特有のはしゃぎぶりとして仕方がないにせよ。
泣かせ親父たちに共通しているのは、外見に似ず感傷的であること。

ロマンチストであること。

そのくせ妙に計算高いこと。(笑)


しかし、面白い。。。(憮然)

何が面白いって?

ううう。。。

まあ騙されたと思って、読んでごらんあそばせませよ。

(似た者夫婦である)














































とはいうものの、やっぱりこの装丁は生理的に受け付けないので、うんと遠くに貼っとこうっと^^;




勇気凛凛ルリの色―福音について (講談社文庫)
浅田 次郎
4062730626